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絵画の寿命を延ばすために

絵画を美しいまま保存するために、いくつか注意していただきたい点があります。作品の美しい彩りを末永く楽しむために、絵画をお持ちの方はぜひお読みください。

絵画のお手入れ・修復に困ったら……

湿気と紫外線から絵画を守る

絵画の保管で特に避けたいのが、「湿気」と「紫外線」です。長年同じ場所にしまったまま、飾ったまま、という絵画はもしかしたら傷みが進んでしまっているかもしれません。少しの工夫で作品の寿命は延びるので、できることから工夫をはじめましょう。

絵画と湿気

高温多湿な気候に、鉄筋コンクリート造などで密閉されているのが日本の住宅です。
たとえば30℃の気温で湿度70%といった状態が続くと、
あっというまに紙やキャンバスは伸び縮みし、カビが発生してしまいます。
また、閉めきって暖房と加湿器をかけた冬の室内でも同様です。

温度18~20℃、湿度50~60%が絵画にとって最高の保存環境とされています。
一度発生したカビを完璧に除去するのは困難なため、
カビが生えないように予防することが一番の対策となります。

保管方法
  • こまめに換気をし、乾いた空気を室内に入れる
  • 調湿効果がある保存箱・調湿剤を使う
  • 窓際や開口付近には飾らない
絵画と紫外線

直射日光は絵画にとって天敵であり、紫外線は紙を変色させ、
絵の具を退色(色あせ)させてしまいます。

しかし変色・退色はゆっくりと進んでいくため、家で毎日眺めている所有者は
なかなか気づきにくい傾向にあります。

保管方法
  • 直射日光を当てない
  • 日光が当たらない場所に飾る
  • 紫外線カット効果のあるアクリルガラスを使う

保存状態によって変わる査定価格

絵画の査定価格は、作品の価値(作家・図柄など)と需給のバランス、そして作品のコンディションによって決まります。絵画の価格には保存状態が大きく影響しているのです。

「やぶれ」「色落ち」「やけ」は特に致命的で、場合によっては査定額が大幅に下がってしまうこともあります。将来、売却を検討されている作品をお持ちでしたら、できる限り作品が傷まないよう工夫して保管してください。

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